2016年2月23日

パーソナルメディア株式会社
〒142-0051東京都品川区平塚2-6-13 マツモト・スバルビル
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E-mail:sales@personal-media.co.jp
(サーバーディスクシュレッダーのウェブサイト)http://www.disksh.com/server/

PCサーバーからの情報漏えいを防ぐデータ消去ソフト
「サーバーディスクシュレッダー」を新発売

パーソナルメディア株式会社(代表取締役:松為彰、本社:東京都品川区、電話番号03-5749-4933、資本金1,000万円)は、廃棄あるいはリサイクルするPCサーバーからの情報漏えいを防ぐ新しいデータ消去ソフト「サーバーディスクシュレッダー」の開発を完了し、2月29日から販売を開始します。

昨年7月のWindows Server 2003のサポート終了にともない、企業内のPCサーバーの環境は大きな転換期を迎えています。さらに、仮想マシンやクラウドサービスの導入に伴うサーバー機の集約や保有台数の減少も進んでおり、これまで使用していたサーバーを廃棄するケースが増えています。サーバーを廃棄する際には、当然のことですが、その中に保存していた大量のデータをきれいに消去しておかなければなりません。

PCサーバーの場合も、通常のパソコンと同様に、ファイル削除の操作だけでは元データの実体が残ったままです。これらのデータは、ファイル復元ソフトなどを使えば容易に復元できてしまいます。サーバーの扱う大量のデータには、企業の機密情報や個人情報を含むことが多く、万一それらの情報が漏えいした場合には、企業経営に大きなダメージを与えます。サーバーを廃棄する際は、情報漏えい防止の観点からも細心の注意が必要です。

PCサーバーに対する情報漏えい防止対策の基本は、パソコンと同じく、ハードディスク(HDD)内のデータを完全消去することです。このようなニーズにお応えしてパーソナルメディアの発売する新製品が、ソフトウェアによってPCサーバー内のデータを完全に消去する「サーバーディスクシュレッダー」です。

サーバーの場合は、パソコンとは異なり、ユーザ企業の情報システム管理担当者がサーバー機の操作に不慣れな場合があります。また、既存のサーバー用データ消去ツールは専門業者向けの性格が強く、ユーザー企業にとっては導入の敷居が高いようです。このため、従来はデータ消去についても、サーバーの廃棄処理に含める形で専門の廃棄処分業者に委託する場合が多くありました。

しかしながら、サーバーからの情報漏えいに対する大きなリスクや、情報漏えい防止の重要性を認識し、さらに廃棄処分のコスト削減といった観点から考えると、まずは自社内でサーバーのデータ消去を行うのが確実で効果の高い方法です。また、データ消去サービスを行う廃棄処分業者に引き取りを依頼する場合であっても、一次的な対策として、「サーバーディスクシュレッダー」でHDDの中の古いデータを消去しておくことにより、情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。

本製品はサーバー用のツールでありながら、誰にでもすぐに使える操作性を重視しており、技術的な知識がなくても、一般企業の情報システム管理担当者が安全かつ確実にサーバー上のデータを完全消去することができます。また、ソフトウェアによる消去を行いますので、データ消去後にHDDをフォーマットすれば、PCサーバーとして再利用することが可能です。データ消去の実行記録を保存する消去作業ログ機能を搭載しておりますので、たとえばIT資産管理を導入している企業において、廃棄記録のひとつとして活用することもできます。

「サーバーディスクシュレッダー」では、利用期限を設けた上でお求めやすい価格とした「3ヶ月版」と、利用期間に制限のない「無期限版」の2種類のラインナップをご用意しており、当社のウェブショップ、またはソフトウェアの流通会社を通じて販売いたします。「3ヶ月版」は、社内システム更新時におけるスポット利用などを想定した製品で、ご購入から3ヶ月間使用できます。「無期限版」は、長期間にわたってサーバー消去の必要が生じるヘビーユーザ企業様や、消去サービス業者様のご利用を想定した製品です。どちらの製品も、従来のディスクシュレッダー・シリーズと同様に、利用台数や消去回数の制限はなく、商用でのご利用も可能です。

【サーバーディスクシュレッダー・3ヶ月版】       標準価格: 58,000円(税別)
【サーバーディスクシュレッダー・無期限版】    標準価格:198,000円(税別)

画面写真

図1 起動画面(無期限版)
起動画面

図2 消去方式の選択画面
消去方式の指定画面

図3 消去完了時の表示画面の例
消去作業終了と消去作業ログの保存画面

サーバーディスクシュレッダーの特長

  • 利用回数無制限
    「3ヶ月版」の場合は利用期間の制限がありますが、ご利用にあたって、それ以外の制限はありません。1枚のCD-ROMで、何回でも何台でも消去処理が可能です。使えば使うほど、消去対象PCサーバー1台あたりの単価が安くなります。利用回数やライセンスをカウントする必要がないため、管理コストも 削減できます。
  • 日本語表示で簡単操作
    すべての操作方法が日本語で分かりやすく表示されます。簡単な操作で消去がはじまります。
  • 同時に複数のハードディスク(HDD)を消去可能
    複数のHDDがPCサーバーに接続されている場合、それらのHDDを同時に並行して消去することができます。
  • OSを問わず消去可能
    CD-ROM1枚で起動し、HDDの全区画の内容を完全に消去します。WindowsやLinuxなど、サーバーに搭載されたOSとは無関係に実行可能です。OSやファイルが壊れて起動できないサーバーのHDDも処理できます。
  • さまざまな消去方式が選択可能
    「乱数1~9回書き込み」や「NSA推奨方式」に加えて、米国防総省、米海・陸・空軍での消去方式、グートマン推奨方式など、さまざまな消去規格に準拠した消去作業が可能です。
  • 消去作業ログ機能を搭載
    別途用意したUSBメモリにデータ消去の記録を保存できます。消去日時や消去方式、消去したPCサーバーの型番やHDDの容量などが記録され、廃棄機器の管理情報として役立てることができます。

「ディスクシュレッダー」シリーズの実績

パソコン用のデータ消去ソフトとして、2001年3月に発売を開始した「ディスクシュレッダー」シリーズは、利用回数無制限という画期的なライセンス制度やシンプルな操作体系が高い評価をいただき、数多くのユーザー様にご利用いただいております。官公庁、県庁や市町村などの自治体、証券・銀行・投資顧問会社などの金融機関、大学・高校などの教育機関、病院、テレビ局・新聞社・出版社などのマスコミ、各種財団法人、法律事務所、税理士事務所など、非常に広範囲な業種・業務でご採用の実績がございます。

この度発売する「サーバーディスクシュレッダー」は、パソコン用の「ディスクシュレッダー」シリーズをベースに、PCサーバー機への対応と機能強化を行った製品です。

製品仕様

動作するサーバー
  • x86-64アーキテクチャ(x64アーキテクチャ)のPCサーバー(※1)(※2)
  • 64bitのIntel Xeon、Core i、Core 2、Core、Pentium、AMD Opteronプロセッサ(互換CPU含む)
  • 512Mバイト以上のメモリ
  • マウス、タッチパネル、キーボード(キーボードのみで操作可能)
  • VGA(640×480ドット)仕様以上のグラフィック機能
  • システム起動に対応したCD-ROMドライブ(内蔵またはUSB接続)(※3)
   
(*1)
RISCプロセッサやIA-64プロセッサ(SPARC、Itaniumなど)を搭載したサーバーマシンには対応しておりません。なお、標準製品では32ビットCPUを搭載したx86アーキテクチャ(IA-32)のPCサーバーには対応しておりませんが、カスタム版による対応は可能ですので、お問合せください。
(*2)
サーバーディスクシュレッダーの動作には、サーバーのBIOSやブート方式、チップセット(ディスクや周辺機器のコントローラ)、RAIDコントローラーの種類などへの依存性があり、すべての機種での動作を保証しているわけではありませんのでご注意ください。
(*3)
SCSIやIEEE1394(i.LINK)接続のCD-ROMドライブには対応しておりません。
消去対象ディスク
  • IDE/ATA、SATA接続のHDD
  • RAID接続のHDD(SAS、SATAなど)(※4)
(*4)
RAIDコントローラーによっては、データ消去対象のディスクとして認識できない場合があります。

参考情報



  • ディスクシュレッダー® 、Disk Shredder® はパーソナルメディア株式会社の登録商標です。
  • その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。
  • 本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。 最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。 ご購入の際は、最新情報をご確認ください。