2022年7月26日
パーソナルメディア株式会社
〒142-0051東京都品川区平塚2-6-13 マツモト・スバルビル
TEL.03-5749-4933 FAX.03-5749-4936
E-mail:sales@personal-media.co.jp
(サーバーディスクシュレッダーのウェブサイト)http://www.disksh.com/server/
総務省の新ガイドラインなど、
データ消去の新たな取り組みに対応した
「サーバーディスクシュレッダー2」新発売
パーソナルメディア株式会社(代表取締役:松為彰、本社:東京都品川区、電話番号03-5749-4933、資本金1,000万円)は、PCサーバー用データ消去ソフトの最新版「サーバーディスクシュレッダー2」を、7月29日から販売いたします。
2019年12月に発覚した神奈川県庁のHDD流出問題(*1)は、その規模の大きさから、社会的にも注目され、多くの公的機関や民間企業が情報漏えい対策を見直す契機となりました。その結果、「自分で作ったデータは自分で消す」という情報漏えい対策の原点ともいうべき考え方に立ち戻る企業ユーザが増えています。
その傾向が顕著に現れているのが、PCサーバーの情報漏えい対策です。パソコンと比べて高度な管理が必要なPCサーバーの場合、廃棄やリサイクルにともなうデータ消去は、長らく外部委託することが一般的でした。しかしながら、今や自らがツールを駆使し、データ消去の内製化に取り組もうというユーザーが珍しくありません。データ消去作業の内製化の動きは、2023年10月のWindows Server 2012/2012 R2 延長サポート終了に向けて、さらに活発になると予想されます。
一方、総務省は2020年12月に「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」(*2)を改訂し、情報の機密レベルに応じた消去手段を求めるようになりました。さらに近年では、米国国立標準技術研究所(NIST)(*3)が提唱する消去レベルに注目が集まるなど、データ消去の分野でも国際基準にならうユーザーが出始めています。
こうしたユーザーニーズの変化を受けて商品開発を行ったのが、2021年10月に発売したパソコン用データ消去ソフト「ディスクシュレッダー7」です。「ディスクシュレッダー7」は発売直後から高い評価を受けたため、「ディスクシュレッダー7」のPCサーバー版に相当する製品についても開発を急ぎ、この度の「サーバーディスクシュレッダー2」として発売することになりました。本製品は、ディスクシュレッダー・シリーズの特長であるシンプルな操作や画期的なライセンス制度を継承しつつ、総務省の新ガイドラインやNIST提唱の消去方式に対応するなど、データ消去の新たな取り組みをサポートしています。
「サーバーディスクシュレッダー2」は、ソフトウェアの流通会社やパーソナルメディア株式会社のオンラインショップを通じて販売いたします。既存製品のユーザー様およびデータ消去関連の他社製品をお使いのお客様には、期間限定で優待販売を実施いたします。
当社では、本製品の販売を通じて、PCサーバー利用者の安心安全な廃棄やリサイクルの処理をお手伝いし、持続可能なIT社会の実現に向けて微力ながら貢献していきたいと考えております。
- (*1)
- 神奈川県庁:リース契約満了により返却したハードディスクの盗難及び再発防止策等について
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/fz7/cnt/p0273317.html - (*2)
- 総務省が地方公共団体に向けに示す情報セキュリティポリシーに関するガイドライン
https://www.soumu.go.jp/main_content/000727474.pdf?information-security-local-government - (*3)
- 米国国立標準技術研究所(NIST:National Institute of Standards and Technology)
米国の工業規格や科学技術の分野で標準化を担う総合研究機関。ITセキュリティ分野でも強い影響力を持つ。
サーバーディスクシュレッダー2 バージョンアップのポイント
- UEFI規格に対応し、動作機種を大幅に拡大
UEFI規格のPCサーバーに対応し、動作する機種を大幅に拡大しました。 - SSDのセキュア消去を可能に
一部のSSD搭載のPCサーバーにおいてセキュア消去の実行を可能にしました。 - USBメモリでの提供を開始
光学ドライブがなくても利用できるようUSBメモリでの提供をはじめました。DVD-ROMと比べて、高速に起動するため利便性が高まります。 - 米国国立標準技術研究所(NIST)推奨の消去方式を採用
HDDの消去において「ゼロ1回上書き+消去確認」とセキュア消去に対応しました。また、一部のSSDの消去においてセキュア消去とサニタイズ(BLOCK ERASE)に対応しました。その結果、NIST800-88が提唱する消去レベル「Clear」や「Purge」を実現できるようになりました。 - 総務省の新ガイドラインに対応
2020年に改訂された総務省の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」で新たに示された、「OS等からのアクセスが不可能な領域も含めた領域のデータ消去装置又はデータ消去ソフトウェアによる上書き消去」に対応し、隠し領域(HPA:Hidden Protected Area)の消去が可能になりました。
サーバーディスクシュレッダー2の特長
- 利用回数、利用台数の制限がなく、消去コストを大幅に削減
利用台数や利用回数に、一切の制限がありません。ご提供するメディア(USBメモリまたはDVD-ROM)で、何回でも何台でも消去が可能です。台数ごとのライセンスを必要としないため、他社のデータ消去ソフトやサービスと比べて、低コストで消去が可能であり、ライセンス管理の手間も不要です。 - インストール不要で簡単操作、OS問わず消去可能
すべての操作方法が日本語で分かりやすく表示されます。簡単な操作で消去がはじまります。
サーバーディスクシュレッダー2製品ラインナップ
※以下に記載した価格はすべて税別価格です。
- サーバーディスクシュレッダー2・無期限版 USBメモリ版/DVD-ROM版
標準価格:各214,000円 優待価格:各171,200円 - 利用期間に制限のない製品です。長期間にわたって消去作業を行うユーザ企業様や、消去サービス業者様のご利用を想定しています。
- サーバーディスクシュレッダー2・3ヶ月版 USBメモリ版/DVD-ROM版
標準価格:各64,000円 ※優待価格はございません。 - 利用期間に制限を設けた製品です。購入月の3ヶ月後の末日までご利用いただけます。たとえば、7月中にご購入いただいた場合、10月31日までご利用が可能です。社内システム更新時におけるスポット利用などを想定しています。消去機能は無期限版と全く同じです。
製品仕様
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- (*4)
- RISCプロセッサやIA-64プロセッサを搭載したサーバー機には対応しておりません。
- (*5)
- サーバーディスクシュレッダー2の動作には、サーバーのBIOSやブート方式、チッ
プセット(ディスクや周辺機器のコントローラ)、RAIDコントローラーの種類など
への依存性があり、すべての機種での動作を保証しているわけではありませんの
でご注意ください。 - (*6)
- SCSIやIEEE1394(i.LINK)接続のDVDドライブには対応しておりません。
|
- (*7)
- RAIDコントローラーによっては、データ消去対象のディスクとして認識できない場合があります。
画面写真



ディスクシュレッダー・シリーズの実績
パソコン用のデータ消去ソフトとして、2001年3月に発売を開始したディスクシュレッダー・シリーズは、利用回数無制限という画期的なライセンス制度やシンプルな操作体系が高い評価をいただき、ご契約実績7,000件以上となる数多くのユーザー様にご利用いただいております。
官公庁、県庁や市町村などの自治体、証券・銀行・投資顧問会社などの金融機関、大学・高校などの教育機関、病院、テレビ局・新聞社・出版社などのマスコミ、各種財団法人、法律事務所、税理士事務所など、非常に広範囲な業種・業務でご採用の実績がございます。
参考情報
- ディスクシュレッダー® 、Disk Shredder® はパーソナルメディア株式会社の登録商標です。
- その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。
- 本資料に記載された製品の仕様、外観イメージ、価格などは、発表日現在のものです。 最終的に販売される製品では、変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。 ご購入の際は、最新情報をご確認ください。
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