FAQ (導入前のご質問とご回答)

データ消去の必要性やUSBディスクシュレッダーの運用、ソフトウェア使用条件に関するご質問をまとめました。

USBディスクシュレッダー(データ消去)の必要性に関するFAQ集 目次
Q.1 Windows の「ごみ箱」にファイルを入れて「ごみ箱を空にする」を選ぶのでは、なぜ完全に消去できないのですか? Q.2 USBメモリやハードディスクをフォーマットすれば、完全消去できるのではないですか? Q.3 リース物件やレンタル品の場合、業者のデータ消去サービスを利用すれば十分なのではないでしょうか? Q.4 「USBディスクシュレッダー」は、どのような用途に使うと有効なのですか? Q.5 なぜ乱数を書きこむのですか? 0(ゼロ)を書き込むだけでは不十分なのですか? Q.6 「USBディスクシュレッダー」を使った後のUSBメモリやハードディスクを再利用するにはどうすればよいですか? Q.7 「USBディスクシュレッダー」はディスクの内容を“完全消去”するとのことですが、具体的にどのような意味ですか。特に、ディスクにソフトウェア的な書き込みができないようなハードウェア不良があった場合は、どうなりますか? Q.8 「ディスクシュレッダー・シリーズ」との違いは何ですか?
USBディスクシュレッダーの運用に関するFAQ集 目次
Q.9 「USBディスクシュレッダー」は、どのような形態で実行するソフトウェアですか?ハードディスクへのインストールを行うのでしょうか? Q.10 データ消去したいUSBメモリやハードディスクが多数存在する場合、どのような使い方をするのが良いでしょうか? Q.11 同時使用およびバックアップの目的で、複数本の「USBディスクシュレッダー」を購入したいのですが、割引価格などの制度はあるのでしょうか?
USBディスクシュレッダーのソフトウェア使用条件に関するFAQ集 目次
Q.12 「USBディスクシュレッダー」を実行する前に、CD-ROMのバックアップを作ることはできるのでしょうか? Q.13 損傷したCD-ROMを交換する場合、交換の期間中は「USBディスクシュレッダー」を使えないのでしょうか? Q.14 パソコン関連製品のレンタル業務を行っているのですが、レンタルした外付けハードディスクのデータ消去に利用したいといったケースにおいて、「USBディスクシュレッダー」のCD-ROMを外付けハードディスクと一緒に貸し出し、レンタル先のお客様に「USBディスクシュレッダー」の実行を任せるという体制にしても構わないのでしょうか?

USBディスクシュレッダー(データ消去)の必要性に関するFAQ集

Q.1 Windows の「ごみ箱」にファイルを入れて「ごみ箱を空にする」を選ぶのでは、なぜ完全に消去できないのですか?
ファイルは大きく「管理領域」と「データ領域」に分かれています。倉庫にたとえると、管理領域は格納物品の目録に相当し、データ領域は、物品の格納エリアに相当します。管理領域には、データ領域に格納されているファイル情報(ファイル名など)だけが格納されており、実際のファイルデータはデータ領域に入っています。ごみ箱を空にする操作は、管理領域から該当ファイル情報(目録に相当)を削除することだけを行います。これではデータ領域にはファイルデータそのもの(物品に相当)は残ったままですので、市販ファイル復元ソフトを使えば、データ領域から管理情報を復元して、そのファイルを復帰できてしまうのです。

ファイル構成図

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Q.2 USBメモリやハードディスクをフォーマットすれば、完全消去できるのではないですか?
フォーマット作業により消去される情報の内容は、利用するOSやコマンドによって異なります。しかしたとえばWindowsの場合、「通常フォーマット」と「クイックフォーマット」のいずれの場合でも、消去されるのは管理領域(Q1参照)だけです。データ領域の内容は残ったままのため、市販のファイル復元ソフトを使ってファイルを復元できてしまうのです。
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Q.3 リース物件やレンタル品の場合、業者のデータ消去サービスを利用すれば十分なのではないでしょうか?
個人情報保護法の施行により、企業には個人情報の管理や漏えいの防止が法的にも求められるようになりました。
たしかに業者によるデータ消去サービスを利用することも、情報管理強化の一環といえます。しかしながら、同法が求めているものは、企業自身の管理意識の徹底、すなわち企業自身が自己の防衛策を持つことなのです。個人情報の保護を他人任せにしないことは、その第一歩です。
リース満了やレンタル終了による外付けハードディスクの返却時においても、まずはご自身の手で消去作業を行っていただくことを推奨します。
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Q.4 「USBディスクシュレッダー」は、どのような用途に使うと有効なのですか?
機密データが格納されているUSBメモリや外付けハードディスクを、リサイクル/廃棄したり、他用途へ転用する場合
リサイクルや廃棄の際はもちろん、たとえ、他用途への転用であっても、将来にわたる情報漏えいを防ぐため、不要な機密データを完全消去することが重要です。
マイナンバー制度での情報漏えい対策やIT資産管理の履歴管理ツールとして有効
USBディスクシュレッダーは、マイナンバー対策のガイドラインに示されている「データ削除ソフトウェア」に該当する製品です。復元不可能な方法でデータ消去を確実に行います。また、データ消去処理の実行記録を保存する消去作業ログ機能も搭載しているので、マイナンバー対策で必要な消去記録の保存や、IT資産の廃棄履歴を管理するツールとしても有効です。

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Q.5 なぜ乱数を書きこむのですか? 0(ゼロ)を書き込むだけでは不十分なのですか?
書き込みデータを0のみ、あるいは1のみ、のようにパターンがわかるデータで書き込んだ場合、特殊な装置で読み取ると残留している磁気から元データの内容を推測できる場合があります。このため、パターンをわからなくするために乱数データを書き込み、さらに複数回重ね書きすることにより、特殊な装置でも元データの読み取りを困難にしています。このように、「USBディスクシュレッダー」は重要機密データを含むパソコンを安全に処理する高度な機能を備えています。
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Q.6 「USBディスクシュレッダー」を使った後のUSBメモリやハードディスクを再利用するにはどうすればよいですか?
USBディスクシュレッダーには、消去後に自動的にディスクをフォーマットする機能があります。この機能を使うことにより、すぐに再利用が可能になります。
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Q.7 「USBディスクシュレッダー」はディスクの内容を“完全消去”するとのことですが、具体的にどのような意味ですか。特に、ディスクにソフトウェア的な書き込みができないようなハードウェア不良があった場合は、どうなりますか?
USBディスクシュレッダーは、ディスク領域全体に無意味なデータを書き込むことによって完全消去を行います。ディスクの不良などにより書き込みができないエラーが発生した場合、そのエラーのあった箇所をスキップして消去処理を続行します。処理の最後に、エラーがあったことを示すメッセージを表示します。書き込みエラーを起こした部分は十分に消去できていない可能性があるのでご注意ください。
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Q.8 「ディスクシュレッダー・シリーズ」との違いは何ですか?
ディスクシュレッダー・シリーズは、パソコンに内蔵されているハードディスクやSSDを対象としたデータ消去ソフトです。パソコン本体のOSを問わず、提供するメディア(FDまたはCD)から直接ソフトを起動します。一方、USBディスクシュレッダーは、USBメモリや外付けハードディスク、記録メディアを対象としたデータ消去ソフトです。提供するCD内にあるプログラムをWindows上で実行し、データ消去を行います。
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USBディスクシュレッダーの運用に関するFAQ集

Q.9 「USBディスクシュレッダー」は、どのような形態で実行するソフトウェアですか?ハードディスクへのインストールを行うのでしょうか?
USBディスクシュレッダーは、CD-ROMから起動して実行するソフトウェアです。ハードディスクへのインストールは必要ありませんが、データ消去の処理が終了するまで、対象パソコンのドライブにCD-ROMを入れておく必要があります。
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Q.10 データ消去したいUSBメモリやハードディスクが多数存在する場合、どのような使い方をするのが良いでしょうか?
USBディスクシュレッダーは、複数のメディアを同時に消去することが可能です。たとえば、USBポートを多く搭載するパソコンやUSBハブに消去したいメディアを接続してUSBディスクシュレッダーを実行することにより、効率よく消去作業が行えます。また、消去作業に利用できるパソコンが複数ある場合は、その台数分のUSBディスクシュレッダーをご用意いただければ、複数のパソコンで同時に処理することが可能です。
※USBディスクシュレッダーにはご利用回数の制限はありませんが、1本のソフトウェア(1枚のCD-ROM)に対して同時に処理できるパソコンは1台のみです。
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Q.11 同時使用およびバックアップの目的で、複数本の「USBディスクシュレッダー」を購入したいのですが、割引価格などの制度はあるのでしょうか?
一定数以上のUSBディスクシュレッダーをまとめて購入される場合には、割引価格でご提供いたします。別途お見積りいたしますので、当社営業部までお問い合わせください。
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USBディスクシュレッダーのソフトウェア使用条件に関するFAQ集

Q.12 「USBディスクシュレッダー」を実行する前に、CD-ROMのバックアップを作ることはできるのでしょうか?
USBディスクシュレッダーのCD-ROMを複製することは、バックアップの目的も含めて禁止されています。ただし、それを補う目的で、パーソナルメディア株式会社(以下、PMC)では損傷したCD-ROMを良品と交換する体制を設けております。ご購入から1年間は無償、それ以降は有償で交換しております。詳しくは、ユーザーサポートまでお問い合わせください。
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Q.13 損傷したCD-ROMを交換する場合、交換の期間中は「USBディスクシュレッダー」を使えないのでしょうか?
代替となるCD-ROMの送付は、PMCの通常の営業日の範囲で速やかに行いますが、郵送や入金確認に必要な日数も含めて、1週間程度(大型連休や年末年始にかかる期間は2週間程度)のお時間をいただきますのでご了承ください。PMCは、本ソフトウェアの運用が中断されないことを保証するものではありません。なお、代替品の到着まで待てない可能性がある場合には、恐れ入りますが、作業効率の向上やバックアップ目的も含めて複数のUSBディスクシュレッダーを購入されることをお勧めします。
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Q.14 パソコン関連製品のレンタル業務を行っているのですが、レンタルした外付けハードディスクのデータ消去に利用したいといったケースにおいて、「USBディスクシュレッダー」のCD-ROMを外付けハードディスクと一緒に貸し出し、レンタル先のお客様に「USBディスクシュレッダー」の実行を任せるという体制にしても構わないのでしょうか?
USBディスクシュレッダーのソフトウェア使用条件の第2条第3項には、「お客様が所属する組織の同一事業所内において」と明記されております。また、第3条第3項の記載もありますので、PMCに無断でこのような使い方をすることはできません。ただし、レンタル業者様の事情を考慮した、一般向けパッケージとは別のライセンス条件や契約形態をご用意しております。当社までお気軽にお問い合わせください。
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