導入事例 : 株式会社ジャステック

情報資産の管理を徹底し、厳格なセキュリティポリシーのもと、

リース終了時だけでなく、社内移動時にもディスクシュレッダーを使用。

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会社情報

ジャステックロゴ

会社名:株式会社ジャステック
設立:1971年(昭和46年)7月16日
所在地:東京都港区高輪3丁目5番地23号
資本金:22億3868万円
年商:83億3000万円(2010年11月)
従業員数:1047名
事業内容:ソフトウェアの開発および販売。
ソフトウェアの開発業務を" 製造"ととらえ、独自の生産管理理論を提唱。厳格なプロセス管理、 品質管理を強みとし、あらゆる分野のソフトウェア開発をカバー。2003 年、日本で初めてCMMI (能力成熟度モデル統合)レベル5を達成。
ジャステックは、創立以来、技術者が経営に参加し、知識集約型のソフトウェア開発を自主独立性を 以って実践することを目指しており、世界最高水準のソフトウェア生産管理技術のもと、多分野多業種 のお客様のシステム開発を行なっております。今後もベンダーフリーの特色を活かし、お客様の信用と 安全を大前提に、お客様の立場に立った幅広いご提案とシステムの提供を行なってまいります。

jastec01 「厳格なセキュリティポリシーのもとにデータ消去を実施しているので、ディスクシュレッダーの使用頻度はかなり高いと思います」

株式会社ジャステック
製造本部 副部長 兼 情報システム部 部長 村中英俊様(写真中央)
情報システム部 基盤ネットワーク課 課長 今井和好様(写真左)
製造本部 製造管理課 山城絵美様(写真右)

PCの廃棄など対する従来の取り組みはどのようなものでしたか。

〈今井様〉物理フォーマットを行ったり、もっとも厳しいものだとハードディスクを破壊していました。
〈村中様〉駐車場で膨大な量のハードディスクをハンマーなどの道具で壊していたのを覚えています(笑)

データ消去を行うようになったきっかけをおしえてください。

〈今井様〉2004年の夏に、情報セキュリティ強化の一環として従来の方法について見直しをおこなったのがきっかけです。物理破壊はあまりにも原始的なので他にもっと効率のよい方法がないか検討をはじめました。
〈村中様〉私どもが常駐型でソフトウェア開発を行なう際には、PCなどの機材をお客様のところに持ち込み、そのPCでお客様のデータをお預かりし、お客様の情報資産となるソフトウェアを開発するケースが多くあります。持ち込んだ機材は開発要員のローテーションに合わせて移動させているのですが、ひとつ問題がありました。それはPC内にあるお客様の情報資産の取扱いです。情報漏洩防止に対する社会的な関心の高まりとともに、情報資産の社外持ち出しを厳しく管理すべきだという声が当社でも大きくなり、その具体策として現場でPCのデータを消去する仕組みが必要となったのです。
〈今井様〉その頃、展示会か何かで説明を聞いたのがディスクシュレッダーでした。2004年に試験的に使い始めて、ISMS取得を契機に2006年に全社導入しました。

ディスクシュレッダーをお選びいただいた理由はどこにありますか。

〈今井様〉まずは消去方式が複数あるという点ですね。お客様のところで消去を行う場合、お客様によって何回上書きをすればよいのかという要求事項が異なってくるので、複数の消去方式をもつというのが第一条件でした。もう一つは利用回数無制限というライセンスのわかりやすさですね。他の製品と比べてもコスト的にかなり有利だと判断しました。これは実際にソフトを使っている製造部からも好評です。

他社のデータ消去ソフトや消去サービスをご利用になったことはありますか。

〈今井様〉一時期ですがあります。ディスクシュレッダーで消せないハードディスクの規格(※)があったために他社の消去ソフトと併用していた時期があります。その後、ディスクシュレッダーがその規格に対応したので、現在のところはディスクシュレッダーのみの運用に戻っています。専門業者による消去サービスの利用も検討しましたが、ほとんどのサービスが現場で消去を行うのではなく、ハードディスクを社外に持ち出して消去作業を行うような仕組みでしたので、当社としてはニーズを満たしていませんでした。

(※)消せないハードディスクの規格
「ディスクシュレッダー2」まではシリアルATAに未対応でしたが、現在販売している「ディスクシュレッダー4」ではシリアルATAにも対応しています。

ディスクシュレッダーをどのような形態で利用されていますでしょうか。

〈村中様〉実際にディスクシュレッダーを使っているのはPCを利用している製造現場です。本社や分室、各営業所といった事業所だけでな く、製造部の開発要員が常駐している客先などでも利用しています。製造部は開発案件などによって分かれており、各チームやセクションにはPCなどの管理を行う情報資産管理者がおります。その管理者の指示にしたがって消去方式などを決めて、オペレーション担当が消去作業を行っています。
消去を行うのは二つのタイミングがあります。導入しているPCのほとんどがリースですので、一つは4,5年単位のリース契約終了時です。 もう一つが、はじめにお伝えした開発要員の異動時です。事業所間の移動はもちろん、たとえ同じ事業所内で異動する場合でも、開発案件が異なる場合には、お客様の情報資産の流出を防ぐために、PCのデータを消去してから他の部署へ持ち込むというルールを徹底しています。より正確にいうならば、各チームやセクションごとに情報資産の管理を行っているので、その管理単位が変わる度にデータ消去を行っているのです。
このように厳格なセキュリティポリシーのもとにデータ消去を実施しているので、ディスクシュレッダーの使用頻度はかなり高いと思います。 現在、「ディスクシュレッダー4・スタンダード」を利用していますが、ログ機能は使っていません。情報資産の管理台帳を使って管理しています。

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ディスクシュレッダーを使っていてご不満な点はありますか。

〈山城様〉情報資産管理のオペレーションを担当し、ディスクシュレッダーを使っています。不満は1枚のメディアで同時に複数台消せない ことですね。ホームページで提供されている消去予想時間などの情報 をもとに作業計画を立てているので大きな問題とはなっていません。しかしながら、事業所間の移動では、時間が限られている場合が多いので、まとめて消去できたらいいのにと思ってしまいます。
〈今井様〉補足すると、各チームやセクションの移動のピークがどうしても重なってしまい、そのために一時的ですがディスクシュレッダーのメディアが不足してしまうことがあるのです。必要に応じてディスクシュレッダーの枚数を揃えてはいるのですが、ピークに合わせてメ ディアを持つと過剰になってしまうので、難しいところですね。

データ消去に関して今後の課題やディスクシュレッダーへの要望をおしえてください。

〈山城様〉1枚のメディアで複数台同時に消去できるディスクシュレッダーがあるととても便利ですね。もしくは、メディアのコピーができるような仕組みを検討してもらいたいです。
〈今井様〉ハードディスクの大容量化が進んでいます。また、ハードディスクに代わる記憶装置がPCに搭載されはじめています。当社では、新規PCを導入後、短期間でディスクを消去する機会が多いので、そういった点にいかに早く対応していくかが課題といえますし、今後のディスクシュレッダーに期待するところでもあります。

【導入製品】 ディスクシュレッダー4・スタンダード CD-ROM版

この記事は2011年11月の取材をもとに書かれたものです。
閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。


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